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DLCコーティングに関するよくある質問のまとめ

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01 DLCコーティングの厚さは? DLCの硬度が2000HVなのに、4000HVまで可能という会社があるのはなぜですか? #

工具メッキDLCの厚さは通常1~3ミクロンで、これには下塗り層の厚さの一部が含まれる。DLCの表面硬度は会社によって若干異なり、一般的には1800HVから2200HVの間です。装飾めっきDLCは1ミクロン以内であるが、0.5ミクロンに近いと、DLCはダズル、または7色のDLCとして現れる。DLCの膜厚を反映する均一で変化する色。

DLCはダイヤモンドライクカーボンの略。メタンガスを用いたPeCVD法で成膜された炭素膜の多くは、1800HVから2200HVの硬度を持ち、SP2結合が支配的で水素を含むことから、この種の炭素膜をDLCと呼ぶのが通例である。

また、DLCはSP2結合とSP3結合からなる不均一な膜系として広く理解することができる。中でもグラファイトをターゲット材料とし、水素を含まないアモルファス四面体炭素膜ta-Cは、SP2結合が支配的な狭いDLCとは異なり、SP3結合(ダイヤモンド構造)が支配的である。SP3の含有量が増加すると、7000HVまで硬度は大幅に上昇するが、内部応力のため膜厚は通常0.5ミクロン以内に収まる。

大まかに言えば、DLCの硬度と膜厚には関係がある。しかし、DLCは高度にカスタマイズ可能な膜システムであり、膜の格子構造、元素のレファレンス、コーティングプロセスを変更することで、8ミクロン以上の超厚膜DLCや超厚膜ta-C(硬度は通常3500HV以下に低下)など、さまざまな特性の炭素膜を実現することができる。0.05以下の超潤滑DLC、Fを用いた超撥水DLC、シリコンを用いた450°までの耐高温DLCなどを実現できるものもある。

とにかく、DLCはイメージ的なコーティングだ。各工場のプロセスはまったく同じではないので、コーティングの名前にあまりこだわらないこと。また、各工場には常に炉にあるDLCタイプがあり、通常これが最も安定したDLCコーティングである。

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